中学生時代からまちおこしや地域活性化に関することを仕事にしたいと考えていたため、短期大学部に入学する時点で理工学部への編入学を希望していました。２年間は正直とても忙しい学生生活でしたが、頑張った分、必ず自分に返ってくるので、４年制大学で２年間だらだらと過ごしてしまうより効率が良く、自分の性格とも合っていたと思います。何より確実に力がつくので自分に自信を持てるようになりました。

編入学先のまちづくり工学科は建築と土木の要素を持ち合わせており，主に景観・観光・福祉・防災・環境などの専門性のある講義を受けています。現在はよりまちづくりの知識を深めたいという想いから大学院への進学を志望しています。今後は研究、論文に取り組みつつ、並行して在学中に二級建築士取得を目指しています。

私は高校が文系だったので勉強面がとても不安でしたが、建築・生活デザイン学科は基礎数学や物理などを学力別に分けて基礎から教えてもらえるのでとても学びやすい環境でした。何より、先生方がとても熱心なので、分からなければ分かるまで教えてくれますし、色々な相談に乗ってもらえます。

建築・生活で残学科では住宅など小規模な建物について学ぶことが多かったので、大きな規模の建築物について学びたいと思いました。今は海と建築に関することや構造などについて学んでいます。将来は施工管理職になっていつか自分で現場を動かせるようになるのが、今の私の夢であり目標です。

設計事務所では、室内、個人邸の庭、公園など様々な緑に関する設計を行っています。仕事は設計だけではなく、工事が始まると現場でのチェックや、立ち会いも行います。特に個人邸は、依頼主と密なやり取りをしながら進行していきますので、納得して喜んでいただけたときにやりがいを感じます。

忙しい毎日でしたが、興味のあることを学ぶため苦ではありませんでした。学生生活での友人の存在は大きく、課題が間に合わなそうな時に助けてくれたり、逆にテスト前は分からない箇所を教えたりといろいろな局面で協力し合える仲間がいたからこそ、より学生生活を楽しく過ごせたと思います。

私は設計事務所で共同住宅、児童福祉施設、事務所、倉庫など様々な用途の設計から現場監理まで行っています。仕事では、お客様や施工者、審査機関、行政といった様々な人とやり取りし、意見をまとめていくことも仕事の一部です。作成した図面がたくさんの人の手で作られ、実物化していく感覚はとても感動とやりがいを感じます。

短期大学部で学んだことが実際に仕事の中で生かされていると感じます。プレゼン力やプランニング力は授業で鍛えられたことをそのまま実践でき、模型づくりなども今では仕事の一部になっています。最後の卒業設計では自分の成長を一番感じられる事ができ、先生方に評価してもらえたことは今の仕事をする上でも自信につながっています。

仕事はイベントで使用する仮設建設物の仮設許可申請・確認申請業務のほか、会場の全体計画、案内サインなどの制作もしています。スケジュールによって短期間で仕上げなければいけないことが多い業界ですが、無事開催前に建築物の検査、お客様のチェックをクリアし、オープン時に来場者が並んでいる風景を見ると達成感を感じます。

仕事や資格の勉強をする中で感じたことですが、建築・生活デザイン学科では2年間という短さで一通りの基礎知識を学ぶことができたため、全てではありませんが、仕事・資格の勉強をしていく上で、少しでも見聞きしたことがあることで、より早く理解することができていると感じます。

私が行なっている戸建住宅の性能評価、長期優良住宅などの代願申請です。作成された図面を基に、取得を希望される評価の内容をクリアできるよう設計者様と審査機関とやり取りを行います。設計者様をスムーズにサポートするためには戸建て住宅全般や評価に関する知識が必要なので、それらを習得するために日々多くのことを学んでいます。

授業を通じてとても良い友人関係を築くことができ、設計課題や実験など友人同士の助け合いなしでは成し遂げられなかったことばかりだったと思います。また、どの先生方も親身になって私の悩みに助言をくださり、形にならない設計に指導をくださいました。