准教授
研究分野
構造工学
構造工学,鋼構造,耐震設計
建築各種構法,建築基礎実験,建築生産実験
神奈川県相模原市
食べ歩き(特にカレー),ボウリング
私の研究分野は耐震工学を中心とした,構造工学です。その中でも,特に鋼構造(鉄骨構造)が専門です。日本の耐震設計は,想定する最大級の地震動に対して倒壊せず人命を保護することを最低限の目標としていますが,BCP(事業継続計画)の観点等から,大地震を受けた後の継続使用といった,より高い耐震性能が求められてきています。高まり続ける社会からの耐震性能向上の要求に応えるべく,日々研究に取り組んでいます。
父親が鉄工所を営んでおり,幼い頃から鉄骨部材や溶接の火花といったものをよく目にしていましたので,エンジニアリングといえば建築構造,とりわけ鋼構造(鉄骨構造)という意識が自然と芽生えていました。大学に入学するときから鋼構造の研究室に入ろうと決めていましたので,力学や材料などについての講義は特に一生懸命に,また楽しく取り組めたと思っています。大学院前期(修士)課程修了後は,パソコンで建築物の構造計算を行うソフトを開発する会社に就職し,在職中に社会人大学院生として学位を取得した後,現職に就きました。
訪れる先々で美味しいものを食べるのが好きで,特にカレーの食べ歩きは大学生の頃から続いています。カレーはインド風,欧風などいろいろありますが,どちらかというとナンよりはご飯で食べるほうが好きです。日本全国,カレー屋さんが無い街は少ないですので,どこへ出掛けても楽しみがあります。
ボウリングの方はマイボールとマイシューズを持ってはいるのですが,定期的に練習することはなかなかできずアベレージスコアはあまり向上していません。年齢を重ねてもできるスポーツなので,細々とは続けていこうと思っています。
月並みですが,建築をとことん好きになってほしいと思います。大学での勉強には,「ここまで」といった上限が無く,一生懸命に勉強した人がいくらでも上へ行くことができる世界ですが,学びに対するモチベーションの源に「好きであること」に勝るものはありません。何も,美しい意匠ばかりが建築を好きになるポイントではありません。建築を強くしたり快適にしたりする技術,建築が社会に及ぼす役割など,興味を持てる分野はたくさんあります。ぜひ,自分なりの「好き」を見つけてください。