教授
研究分野
環境工学 / 建築音響
環境工学,建築音響
建築音環境,建築環境の基礎,情報処理,建築情報処理
新潟県新潟市
スキー,キャンプ,ギター,音楽鑑賞
都市・建築空間における音環境の設計手法に関する研究を行っています。音環境を音の物理と人の心理の両面から検討することによって,快適で安全な音環境とは何かを追求し,それを実現するための設計手法の確立を目指しています。
具体的には,コンサートホール・劇場やライブハウスの音響設計手法,住宅の音環境の快適性,空港・駅などの公共空間における安全で快適な音環境,音環境からみたオフィスにおける生産性向上などに取り組んでいます。また,インターネットやテレビゲームなどの仮想空間も研究対象にしています。音に関連する広範な領域を対象に,そこに新たな音環境の価値を創造することを目指しています。
小学校の時にピアノを習い,中学校でアコースティックギター,高校ではエレキギター,大学ではバンドを組んで音楽をやっていました。大学は建築学科に入学しましたが,授業で建築音響という分野を知り,4年生で建築音響の研究室に入りました。そこで建築音響の研究の面白さに目覚め,大学院に進学しました。大学院では,従来測定が困難といわれていた建築空間の反射音到来方向の測定手法の研究に没頭しました。
卒業後は電機メーカーに就職し,劇場やスポーツアリーナなどに設置されるプロ音響システムの設計と研究に携わりました。建築音響を考慮することで音響システムの性能を最大限発揮できました。就職後も建築音響の研究を続けた結果,数年後に大学に戻ることになり今に至っています。
冬はスキー,他の季節はキャンプ,カヌー,登山,ハイキングなどアウトドアが好きでよく行きます。また,学生時代からギター,ピアノなどの楽器をやっていて今でも時々弾いています。音楽はロックを中心に,クラシック,ジャズなどジャンルを問わず聴きますが,海外から好きなアーティストが来日すると必ずライブに行きます。
私が高校生の時“建築ってこんなものだろう”と想像していました。ところが大学で学んで実感したことは“建築ってこんなに面白いんだ!”です。もちろん勉強や設計課題など大変な面もありましたが,想像を超えた面白さがありました。私が建築音響という分野に出会ったように,みなさんも大学で興味ある分野に出会い,その取り組みを通じて自分自身の可能性に気づくことができるでしょう。