教授
研究分野
建築音響学
環境工学,建築音響
建築環境の基礎,情報処理,建築情報処理,情報リテラシー
東京都台東区
サッカー観戦,ドライブ,サイクリング
建築のなかでも音環境の分野を専門としています。コンサートホールや劇場のなどのパフォーマンス空間を対象としていますが,近年は住宅や会議室などの一般的な空間の響きも対象としています。具体的には,コンピュータによる音場予測手法を利用して,室の形状と音場の拡散性の関係性を調べています。また,波動音響シミュレーションに必要となる建築材料の吸音率の現場測定法について研究しています。
私が高校生の時,両親が家を建てることになり,意匠設計の事務所の方と1年をかけて図面をやり取りしいく過程を横で見ていたことがきっかけです。大学入学当初は,意匠設計(デザイン)や設備設計に従事できるようになれたらと考えていましたが,環境工学の音の授業を受けて,中学から放送機器を使って放送やちょっとした番組を制作することや,コンピュータを使うことが好きだったことを思い出し,この分野に進みました。大学院前期課程終了後,コンサートホールや会議室などの音響設備の設計・施工する会社に就職しましたが,1年後,大学に戻り研究を続けています。
大学在学中,趣味と呼べるものはサッカー観戦ぐらいしかありませんでしたが,社会人になってからは,自転車,自動車で温泉などに行くようになりました。最近は車仲間が増え,サーキットに行ったりしています。
建築の分野は設計だけではありません。大学に入るとその奥深さ実感することができます。短大では様々な分野をまんべんなく学びますが,そのなかから自分にあった進路を選ぶことをときどき意識してほしいと思います。